対象製品 : IJCAD 2013 以降
IJCAD で保存される図面データは、通常問題なく AutoCAD と相互交換できる状態になります。
IJCAD で作成・保存した DWG や DXF ファイルを別の CAD ソフトで開こうとする際、うまく開けない場合は、以下の点を確認します。
- 相手先の ソフトウェアが DWG や DXF を開くことができるソフトウェアであるか確認する。
DWG、DXF を開けるソフトウェアでない場合は、開けるソフトウェアが必要になります。 - 相手先の ソフトウェアが DWG や DXF を開ける場合、どのバージョンまで開くことが可能か確認する。
DWG、DXF にはファイルのバージョンがあります。 R14形式、2000形式、2004形式など古い形式までしか対応していないソフトウェアもありますので、その場合は、IJCAD で「名前をつけて保存」を実行してファイルの種類でを古いバージョンを選択して保存します。 - データの破損をチェックする。
相手先ソフトウェアで読み込み可能なDWG・DXF データで渡しても開けない場合、一度、図面監査(audit)コマンドで、データをチェックしてから保存しなおしてみてください。エラーが修復された場合、うまく読み込めるようになるかもしれません。 - DXF ファイルで保存する場合の注意点
DXF ファイルには、ファイルのバージョンの他に、ASCII形式とバイナリ形式の2種類のタイプがあります。IJCAD と AutoCAD 以外の多くの CAD ソフトでは、バイナリ形式の DXF ファイルには対応していない事があります。初期値としては、ASCII形式で保存されますが、何らかの理由で、バイナリ形式で保存したファイルを使用していて読み込めない場合は、ASCII形式で保存したデータを渡してみます。
形式の変更は、保存ダイアログのオプションボタンから行います。
上記内容を行ってもうまく開けない場合は、受け渡し先の CAD ソフトがうまく対応できていない状態だと考えられます。ケースにより、JW_CAD書き出しなど、他の図面形式を試してみたりするといいかもしれません。