対象製品 : IJCAD 2016 以降
IJCAD のネットワーク版やUSB版で、同じ環境で多くの PC にインストールするような場合、サイレントインストールを行うことでインストールの手間を減らすことができます。本ページでは、サイレントインストールの手順について解説します。
サイレントインストール用の応答ファイルを作成する
※事前にインストーラー(ZIPファイル)をダウンロードの上、任意の場所に解凍しておいてください。
- お使いのマシンのCドライブ直下に「temp」という名称のフォルダを作成します。
- Windowsスタートメニューよりコマンドプロンプトを起動します。
- コマンドプロンプト上に以下の様に記入します。
■IJCAD 2020 以降の場合"<IJCAD のセットアップファイルのパス>\programdata\setup.exe" -s -r -f1c:\temp\install_data.iss
"C:\Users\A\Desktop\IJCAD_2020_STD_Build200227_32bit\programdata\setup.exe" -s -r -f1c:\temp\install_data.iss
■IJCAD 2019 まで および 新ライセンス形態(シングル、マルチ、新USB)の場合
"<IJCAD のセットアップファイルのパス>\setup.exe" -s -r -f1c:\temp\install_data.iss
* c:\temp\install_data.iss というパスと名前で応答ファイルを作成するという意味です。
* パスにスペースがある場合はパス部分を ”” ダブルクオーテーションで囲ってください。
ex. setup.exe -s -r -f1"c:\temp folder\install_data.iss" - 通常のインストールと同様に IJCAD のセットアップが始まるので、シリアルキーやインストール先など各種の項目を入力・設定しながら進めます。
- インストールが正常に終了すると、 C ドライブの temp フォルダに install_data.iss という応答ファイルが作成されるので、IJCAD のセットアップファイルとともに保存します。
応答ファイルを使ってサイレントインストールを実行する
上記で作成された応答ファイルを使用して、別の PC に同じ設定でインストールします。
- お使いのマシンのCドライブ直下に「temp」という名称のフォルダを作成します。
- 応答ファイル「install_data.iss」を上記フォルダへ配置します。
- コマンドプロンプトより以下の様な形で IJCAD のセットアップを実行します。
■IJCAD 2020 以降の場合"<IJCAD のセットアップファイルのパス>\programdata\setup.exe" -s -f1c:\temp\install_data.iss
■IJCAD 2019まで および 新ライセンス形態(シングル、マルチ、新USB)の場合"<IJCAD のセットアップファイルのパス>\setup.exe" -s -f1c:\temp\install_data.iss
- 応答ファイルの内容に基づいてインストールが完了します。
サイレントインストールのオプション
使用している各オプションの内容は以下の通りです。
オプション | 内容 |
-s | サイレントインストールを実行する(-f1 の後に指定したパスのファイルで実行) |
-r | インストールを記録する(-f1 の後に指定したパスのファイルに記録) |
-f1 | 後に続くパスを応答ファイルと定義する |