対象製品 : IJCAD 2014 以降
EXCEL の表データを IJCAD に取り込む方法はいくつかあります。
■OLE データとして貼り付け
CAD上で貼り付けたデータの外枠部分をダブルクリックすると元のアプリケーションが起動して編集することが可能です。(データの内側をダブルクリックしても反応しません。)
もとのアプリケーションがない環境で図面データを開くとOLEデータの部分が表示されなかったり、編集できない状態になります。
■CAD の図形として貼り付け
CAD の図形として貼り付けた場合、もとのエクセルデータとはリンクしない形になり、もとのエクセルデータが無くてもいい状態になります。
作成された表の内容を修正したい場合は、エクセルデータではなく IJCAD に作成されたデータを編集することになります。
■表コマンドのデータリンクとして貼り付け
表コマンドを使用し、IJCADの図面ファイル内にリンクされた表として取り込めます。
IJCAD図面で編集した内容を元のファイルへ反映させたり、元のデータで編集した内容をIJCAD図面へ反映させることが可能です。
手順
OLE データとして貼り付け
- エクセルで、CADへコピーしたい範囲を選択し、CTRL+C のショートカットでクリップボードへコピーします。
- IJCAD で表を貼り付けたい図面ファイルを開きます。
- CTRL+V のショートカットで貼り付けコマンドを実行します。
- 貼り付ける際に、「OLEテキストサイズ」のダイアログが表示されることがあります。
作図中の図面尺度に合わせて文字高さを変えたい場合は入力して変更してOKボタンをクリックします。
- OLEの挿入位置(左下点)を指示します。
- OLEデータとして表が作成されます。
CAD の図形として貼り付け
- エクセルで、CADへコピーしたい範囲を選択し、CTRL+C のショートカットでクリップボードへコピーします。
- IJCAD で表を貼り付けたい図面ファイルを開きます。
- 「形式を指定して貼り付け」コマンドを実行します。
- 貼り付けの形式から「IJCAD エンティティ」を選択してOKボタンをクリックします。
- 貼り付け位置(左上点)を指示します。
(コピーした表の内容によっては貼り付け位置の指示が始まるまで時間がかかる事があります。)
- CAD の図形(文字と線分)として表が作成されます。
Note: IJCAD 2017 Build170118(SP0)以前の製品では、エクセルでコピーしたデータを表(Table)図形としての貼り付けに対応しておりません。
表コマンドのデータリンクとして貼り付け
以下の記事をご参考ください。