対象製品 : IJCAD 2013~2017
AutoCAD 2012 以降のバージョンで配列コマンドにより作成された図形は、標準では「配列複写」というひとまとまりの図形になります。
IJCAD では、「IJCAD 2017以前」 において、この「配列複写」図形を「配列複写」図形として扱うようにはなっておりません。AutoCAD で作成された、「配列複写」図形は、IJCAD では「ブロック参照」図形として認識されます。
これは、IJCAD 上で扱う限りにおいては特に問題にはなりませんが、ブロックとして形状を変更したり、コピーしたりしたものを保存して、AutoCAD 2012 以降でデータを開いた場合にうまく読み込めない状態になることがあります。そのため、AutoCAD とデータ交換するファイルの場合は、配列複写図形は分解コマンドで分解してから編集していただくと問題が起こりにくくなります。
IJCAD と AutoCAD での配列複写図形の表示の違いサンプルイメージ
(左:IJCAD2016 、右:AutoCAD 2017 )
* 配列複写図形も含め、IJCAD が対応していない図形でブロックとして認識されるものは、無名ブロック (*U<数値> )として表示されます。このようなデータを、IJCAD で編集する場合は、上記の説明と同様に分解コマンドで分解してから編集すると他CAD とのデータ交換時に問題が起こりにくくなります。
(IJCAD 2018 にて修正済)