IJCAD Electrical専用で、直行モード、またスナップを有効にして作図することをお勧めします。
また、このコマンドで、作図した配線(ワイヤー)には、交わる処に接続点(交点マーク)シンボルが自動で入力されます。
スタート座標から下方向に、指定配線数の線のプレビューされますので、確認しながら作図していただけます。
『IJE』タブ→『配線』→『複線』を選択します。
- 複数配線画面が表示されますので、作図ルールの設定を行ってから[OK]を選択します。
例えば、水平の3相線を5mmピッチで、作図する場合は、以下のような設定を行います。
複数配線 画面
- ページ内の任意の場所から、1点目を指定して、2点目で終了したり、引き続き3点目、4点目と指定していきます。
※赤い×印は、開始点
- 終了する場合は、改行キーを選択するか、マウスの右クリックで「Enter」を選択します。
下図は、4点目で、終了としマウスの右クリックで「Enter」を選択した場合
- 配線と配線の交わる点に接続点(交点マーク)シンボルが入力されます。
複数配線画面で例えば、水平の3相線を5mmピッチで、[OK]を選択します。
1点目から、下に引き下げ、2点目を指示後、マウスの右クリックで「Enter」を選択した場合
- 配線と配線の交わる点に接続点(交点マーク)シンボルが入力されます。
接続点(交点マーク)は、シンボルです。
ブロック:CircleNode
- 終点指示前に「t+Enter」で、屈折を変更できます。
通常、1点目から3点目までを、L字を描くように指示した場合は、下図のように配線は、交わることなく並行に作図されます。
しかし、2点目指示後に、「t+Enter」すると屈折を変更できます。
- 既存の複線に、段違いで、配線をスタートする場合は、水平の複線であれば、複線設定画面で、[水平]を選択して、開始点から垂直に作図すると段違いに配線がスタートします。
右下下がりに段違いにしたい場合は、開始点指示後「t+Enter」して2点目指示、3点目指示後に、Enterすると変更できます。
配線の下側を開始点とした場合は、2点目指示後、「t+Enter」して3点目指示後に、Enterすると変更できますが、左側に段違いの配線が反転して作図されます。
垂直の複線であれば、複線設定画面で、[垂直]を選択して、開始点から水平に作図すると段違いに配線がスタートします。
右下下がりに段違いにしたい場合は、開始点指示後「t+Enter」して2点目指示、3点目指示後に、Enterすると変更できます。
※「t+Enter」の指示するタイミングにって、上記の例のように作図されない場合があります。
そのような場合は『元に戻す』アイコンや『U』コマンドで、元に戻してやり直してください。
- 斜め線を描くことができます。
作図途中で、角度の変更をできます。
コマンドラインまたは、マウス右クリックで、配線の終端をオプション選択します。
コマンドライン
- 指定無し(0)
- 45度(4)
- 22.5度(2)
- 90度(9)
- ユーザ指定(A)
- 反転(T)
マウス右クリックのポップアップメニュー
- 1本づつ引く単線用と2~4本を指定して引く複線用コマンドがあります。
配線:単線用
複線:複線用(配線数設定:2、3、4)
上記の他にも各種設定が存在します。
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