概要：

線分と曲線を使って、外部参照またはイメージをクリップすることができます。クリップ後に境界を反転することも可能です（ワイプアウトは除く）。

• クリップ境界

ポリライン、スプライン、円、円弧、楕円、テキスト、マルチテキスト、属性定義

• クリップ対象

ブロック、外部参照図面、イメージ、ワイプアウトオブジェクト

また、クリップ時には「円弧セグメントの解像度の最大許容誤差距離」を設定することができます。

CLIPITコマンドは、連続した直線セグメントを使って円弧セグメントをなぞることで、曲線の境界をクリップします。円弧をなぞる精度は、直線と円弧の中点間の最大距離を指定することでコントロールします。これが、「円弧セグメントの解像度の最大許容誤差距離」です。

この値を小さくすると、直線セグメントの数が増えて円弧に沿ってなめらかにクリップできますが、再作図処理のパフォーマンスは悪くなります。反対にこの値を大きくすると、直線セグメントの数が少なくなってなめらかにクリップできなくなりますが、再作図処理のパフォーマンスは改善します。

「円弧セグメントの解像度の最大許容誤差距離」に「０」を指定することはできません。

• 「円弧セグメントの解像度の最大許容誤差距離」の値が小さい場合

• 「円弧セグメントの解像度の最大許容誤差距離」の値が大きい場合