.NET アプリケーションは、レジストリを編集することでディマンドロードすることができます。
ディマンドロードを使用することで、IJCAD の起動時にアプリケーションをロードすることが可能です。
IJCAD 2018 PRO の場合では、
HKEY_CURRENT_USER\Software\IntelliJapan\IJCAD Professional\R18\ja-jp に、
Applications という名前のキーを作成し、そこにアプリケーション用のキーを作成していきます。
アプリケーション用のキーには以下の値やサブキーを追加していきます。
起動時にロードする場合であれば値のみを追加し、LOADCTRLS の値を 2 にします。
コマンド呼び出し時にロードする場合は、LOADCTRLS の値を 12 にし、 サブキーを追加します。
※現在不具合が確認されていて、どの設定でも起動時にロードされてしまいます。
- 値
DESCRIPTION REG_SZ ロードするモジュールの説明を記します LOADCTRLS REG_DWORD アプリケーションがロードされる条件の論理和
0x01 カスタムオブジェクトを検出したときにロードする 0x02 IJCAD の起動時にロードする 0x04 コマンドの呼び出し時にロードする 0x08 ユーザーまたは他のアプリケーションから要求があったときにロードする 0x10 ロードしない 0x20 ロード時にメッセージを表示しない MANAGED REG_DWORD .NET の場合は 1 、ARX の場合はこの値は無し LOADER REG_SZ DLL ファイルの完全パス - サブキー
Commands アプリケーションに含まれるコマンドの値を追加するサブキー
名前はコマンドのグローバル名、値はローカル名の文字列Groups コマンドグループの値を追加するサブキー
名前と値がコマンドグループ名文字列
添付ファイルを使用した IJCAD 起動時に、 DLL ファイルをロードするレジストリの設定は次の通りです。
(.NET アプリケーションの DLL ファイルは、IJCAD のサポートフォルダ内に有ると仮定しています)
- HKEY_CURRENT_USER\Software\IntelliJapan\IJCAD Professional\R18\ja-jp に、新規で Applications とい名前のキーを作成します
- アプリケーション用のキーを作成します。例では DemandLoadSample という名前にしています
- アプリケーション用のキーに値を追加します
- DESCRIPTION → "Demand road sample"
- LOADCTRLS → 2
- MANAGED → 1
- LOADER → ”C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\IntelliJapan\IJCAD Professional\R18\ja-JP\Support\DemandLoadSample.dll”
ディマンドロードはレジストリを利用するため、本来であれば手動でレジストリを編集するのではなく、
インストーラを作成してファイルのコピーやレジストリへの書き込みを行うようにする必要があります。