対象製品 : IJCAD 2013 以降
IJCAD のプロファイルは、IJCAD の作図環境を保存しておく設定です。
プロファイルは主にオプション設定のダイアログで設定する内容が保存され、次のような設定を保存します。
- 既定の検索パスとプロジェクト ファイルのパス
- システムに保存されるシステム変数
- テンプレート ファイルの場所
- ナビゲーション ダイアログ ボックス内で指定される初期フォルダ
- 既定の線種とハッチング パターンのファイル
- 直前の印刷設定
- ツールパレットの表示の設定
図面ファイルに保存されるシステム設定は、プロファイルには保存されません。
なお、AutoCAD で書き出ししたプロファイル(.arg)は、他のユーザやPCで共有するための用途にも使用されますが、IJCAD で書き出ししたプロファイルは、書き出したユーザで再利用(同じ環境を復旧)することが前提となっており、他のユーザと設定を共有する用途としては使用できません。(IJCAD 2024 時点)
●プロファイルのバックアップ方法
①[オプション]ダイアログを開く。
②[プロファイル]タブを選択する。
③「書き出し(E)」でargファイル(環境設定ファイル)を作成する。
④任意に名前と説明を記入して「保存(S)」ボタンを押す。
⑤[設定の変更を許可しますか?]という内容のダイアログが出た場合は「はい」を選択する。
⑥④で指定した場所にargファイル(環境設定ファイル)が出力されていることを確認する。
現在使用していたオプション設定がこのファイルの中に保存されています。
●バックアップしたプロファイルの適用方法
①argファイル(環境設定ファイル)の保存場所を確認する。
②IJCADを起動し[オプション]ダイアログを開く。
③[プロファイル]タブを選択する。
④「読み込み(I)」ボタンを押す。
⑤①で確認したargファイル(環境設定ファイル)を指定する。
⑥「OK」ボタンを押すと[プロファイル読み込み]ダイアログが表示される。
[オプション]ダイアログ上に表示させる名称と説明を入力。
⑦指定したargファイルの設定がオプションに反映される。