対象製品:IJCAD 2018以降(STD / PRO グレード)
スクリプトジェネレーターとは、「スクリプト」の作成を支援するツールになります。
スクリプトについては、【スクリプトを作成する】をご覧ください。
スクリプトジェネレータは
スクリプト処理を一つ、または複数の図面へ一括で適用させることができるため、
同じ処理を複数の図面に適用させたい際に便利です。
また、スクリプト用のテンプレートを作成し、保存することも可能です。
テンプレートを作成しておくと、
適用先図面の指定と[スクリプトを作成]を選択するだけで
各図面に適用できるスクリプトを作成できるため、
スクリプト本文の作成工程を省略することが可能です。
コマンドは「SCRIPTGENERATOR」で、アイコンは「PLUS」メニューにあります。
(赤枠:リボンメニューの場合 青枠:ツールバーの場合)
「SCRIPTGENERATOR」コマンドを実行すると、以下のダイアログが表示されます。
タブ:テンプレート
スクリプトのテンプレートの作成と使用の際に使います。
スクリプトに使用するコマンド等を記載し、保存すると、「.tscr」というファイルが作成されます。
テンプレートの「開く(O)」から「.tscr」ファイルを選択すると、使用できます。
タブ:図面リスト
スクリプトを実行する際に使用する図面ファイルを選択できます。
タブ:スクリプト
実際にスクリプトを書いたり、実行したりするときに使用します。
メニュー:テンプレート
スクリプトのテンプレートの新規作成や保存などが行えます。
メニュー:ツール
本文の内容に、図面リストのパスやファイル名を利用するためのタグを挿入できます。
メニュー:図面リスト
スクリプトの中で処理を行う図面ファイルの選択などができます。
メニュー:スクリプト
テンプレートと図面リストからスクリプトを作成、IJCAD上での実行、
スクリプトファイルの保存ができます。
操作例
- SCRIPTGENERATOR コマンドを実行
- テンプレートタブの「ヘッダ」にスクリプトの最初にのみ実行したい内容を記載 ※1
- テンプレートタブの「本文」に複数の図面に適用させたい内容を記載 ※2
- テンプレートタブの「フッタ」にスクリプトの最後にのみ実行したい内容を記載 ※1
- 「図面リスト」タブに「本文」の処理を適用させたい図面をドラッグアンドドロップ
- スクリプトメニューをクリックし「スクリプトを作成」を選択
→「スクリプト」タブにスクリプトが作成されます。
この後スクリプトの実行や保存を行う場合は「スクリプトの保存」や
「スクリプトの実行」をご覧ください。
※1:特にない場合は空欄でも構いません。
※2:図面ファイル名やパスを指定する場合、ファイル名やパスは画面上部の
「ツール」メニューを使用して入力してください
- 「スクリプトの作成」を手順⑥まで実行する
- スクリプトメニューをクリックし「スクリプトを保存」を選択
- 任意の場所、名称で保存する
→保存したスクリプトスクリプトファイルを作図画面に
ドラッグアンドドロップするか、
「Script」コマンドで選択することで実行できます。
- 「スクリプトの作成」を手順⑥まで実行する
- スクリプトメニューをクリックし「スクリプトを実行」を選択
- 任意の場所、名称で保存する
※既に保存したスクリプトを実行するにはスクリプトファイルを作図画面に
ドラッグアンドドロップするか、
「Script」コマンドで選択することで実行できます。
- SCRIPTGENERATOR コマンドを実行
- テンプレートタブの「ヘッダ」にスクリプトの最初にのみ実行したい内容を記載 ※1
- テンプレートタブの「本文」に複数の図面に適用させたい内容を記載 ※2
- テンプレートタブの「フッタ」にスクリプトの最後にのみ実行したい内容を記載 ※1
- テンプレートメニューをクリックし「名前をつけて保存(A)」を選択
- 任意の場所、名称で保存する
→上記で保存は完了です。
※1:特にない場合は空欄でも構いません。
※2:図面ファイル名やパスを指定する場合、ファイル名やパスは画面上部の
「ツール」メニューを使用して入力してください
次回以降テンプレートを適用させたい場合は以下操作を行ってください。
- テンプレートメニューをクリックし「開く(O)」を選択
- 適用させたいテンプレートファイル(拡張子が*.tscr のファイル)を選択して
[開く]クリック
→上記でテンプレートの適用が完了します。
この後、「図面リスト」タブに「本文」の処理を適用させたい図面を
ドラッグアンドドロップし、スクリプトメニューからスクリプトを作成、
または実行してください。