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JWWCONFIG [JW_CAD設定] (コマンド) |
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グレード:
PRO | : | ○ | STD | : | ○ | LT | : | × |
アクセス方法:
リボン | : | [PLUS] > [JWW] > [JW_CAD設定] > [JW_CAD設定] |
ツール | : | [PLUS] > [JW_CAD設定] |
メニュー | : | [PLUSツール] > [JW_CAD設定] |
コマンド | : | JWWCONFIG |
概要:
JW_CAD設定機能は、JWCADの「jwwファイル」の読み込み、書き出し時の設定を行います。
このコマンドを起動すると、ダイアログに「読み込み」、「書き出し」、「線種」、「JWS読み込み」の4つのタブにより設定を行えます。
キーボードからは、“Jwwconfig”と入力して[Enter]を押して起動します。
ダイアログ:




設定 ダイアログ
図形の寸法
JWデータを読込するときに尺度を設定する方法について記載します。
本機能では、JWデータを読み込む方法を以下の3種類用意しています。
- 書き込みレイヤーグループの倍率を使用して実寸で読み込む
- 用紙の大きさで読み込む
- 指定の倍率で読み込む
次に、1000mmの線図形を1/10の尺度で作図されたJW図面をそれぞれの読み込みを設定し、読み込んだ結果について記載します。
⇒ 実寸にする
書き込みレイヤーグループの倍率を使用して実寸で読み込む場合、1/10の尺度で作図されているJW図面の図形に尺度倍かけて実寸サイズとして読み込みます。
⇒ 用紙の大きさにする
用紙の大きさで読み込む場合、読み込まれた図形のサイズは実寸の1/10のサイズで読み込みます。
⇒ 指定の倍率
指定の倍率で読み込む場合、1/10の尺度で作図されているJW図面の図形JWW環境設定の指定倍率をかけたサイズで作図されます。
下記は指定倍率1/2で読み込んでいます。
レイヤー
JWデータを読み込むとき、JWデータのレイヤー名を以下の2種類のどちらの方法で読み込むか指定します。
⇒ 名前オプション
JWデータを読み込むとき、JWデータのレイヤー名を以下の2種類のどちらの方法で読み込むか指定します。
番号と名前
レイヤーグループ番号、レイヤー番号、レイヤー名を、読み込んだときのレイヤー名に設定します。
番号のみ
レイヤーグループ番号とレイヤー番号を、読み込んだときのレイヤー名に設定します。
ヒント: | レイヤーグループ番号が「3」、レイヤー番号が「A」でレイヤー名称が「サンプル」のとき、“番号と名前”を指定したときは「3-Aサンプル」、“番号のみ”を指定した場合「3-A」となります。 |
DWGファイルにはレイヤー名として使用できない文字があり、その場合は、“番号と名前”を指定してもレイヤー名が追加されません。 |
⇒ 必要なレイヤーのみ作成
図形が作図されているレイヤーのみを作成します。
⇒ 256 レイヤー全て作成
図形の作図有無に関係なく、JWデータすべてのレイヤーを作成します。
⇒ レイヤー番号が重複する画層を作成しない
チェックONの場合、レイヤー番号が重複する画層に登録します。
チェックOFFの場合、重複する画層を新しくレイヤーを追加して登録します。
ヒント: | 初回のJWW読み込みで「2-8基準線」というレイヤーを作成し、同じ図面に別のJWWファイルを読み込ませたときにチェックONのときは「2-8躯体」というレイヤーの図形を同じ「2-8基準線」に登録します。 |
チェックOFFのときは「2-8躯体」というレイヤーを追加してそちらに登録します。 |
文字
⇒ 生成オプション
JWデータを読み込むとき、文字の読み込みオプションを指定します。
テキストを生成
テキストデータとして読み込みます。
マルチテキストを生成
マルチテキストとして読み込みます。
マルチテキストを分解
マルチテキストとして読み込み、さらに分解して読み込みます。
⇒ 高さの係数
文字列の高さ係数を指定します。
JWWとDWGでは文字の高さの定義が異なり、JWWファイルで2.5ミリの高さのテキストをDWGで2.5ミリに指定すると、文字が一回り大きくなり、その結果、枠線からはみ出すことがあります。
文字の高さに係数をかけることにより、文字の高さの定義の違いの影響を減らすことが可能です。
⇒ マルチテキストの幅を 0 にする
文字をマルチテキストに変換すると、文字列全体の幅が指定できます。
しかし文字の高さが異なるため、文字の折り返しが発生することがあります。
マルチテキストの幅を0にすることにより、文字の折り返しを抑制することが可能です。
⇒ テキストの位置合わせ
テキストの配置位置の合わせ方を指定します。
フィットを使用
フィットを使用し、配置位置を合わせます。
標準を使用
標準(左・基準線)の位置合わせで文字を作成します。







設定 ダイアログ
テンプレート図面
テンプレートファイルが指定されていないときは、プログラムの中のJWWファイルを元にJWWファイルを作成します。
テンプレートファイルが指定されているときは、指定したJWWのテンプレート図面を使用してJWデータに書き出します。
色
⇒ SXF 色を優先使用する
JW色とSXF色には一部重複があるため、チェックONの時はSXF色を優先して使用します。
レイヤー
⇒ フリーズ画層を出力する
JWデータに書き出すときのレイヤーについて設定します。
チェックONのとき非表示レイヤーとして出力され、そのレイヤーにあった図形が JWW ファイルに出力されます。
ブロック
JWCADにByBlockの概念がありません。
そのためDWGの見た目と合わせるため、色違い、線種違いのブロックを再定義する必要があります。
⇒ ByBlock を使ったブロックを見た目で再定義する
チェックONのときはブロック参照に適用された線種や線色を使用します。
チェックOFFのときは、線種は実線、線色は白で書き出します。
イメージ
JWデータに書き出すときのイメージ図形について設定します。
⇒ ビットマップ圧縮埋込を使う
チェックONのときは、画像データをJWWファイルに埋め込みます。
チェックOFFのときは、画像データをJWWファイルに埋め込みません。
⇒ ビットマップ以外を出力する
チェックONのときは、Windowsビットマップ以外の画像データを出力します。
チェックOFFのときはWindowsビットマップの画像データのみを出力します。
注: | JWCADでWindowsビットマップ以外の画像データを表示させるには、別途追加のソフトウェアが必要となります。 |
文字
JWデータに書き出すときの文字について設定します。
⇒ 拡張データの文字サイズを無視
JWW読み込みで変換して出力した文字は、拡張データに元の文字高さ、文字幅、文字間隔を保持しています。
チェックをつけるとJWWファイルに変換するときにこの設定を無視します。
⇒ 高さ係数を使用
チェックONの場合、文字高さ係数を使用して書き出します。
チェックOFFの場合、文字高さ係数を使用せず書き出します。



設定 ダイアログ
オプション
⇒ SXF定義済み線種を使う
使用する線種について設定します。
チェックONの場合、JW基本線種(1-18)に加え、SXF既定義線種も使用します。
チェックOFFの場合、JW基本線種(1-18)のみとします。
⇒ SXFユーザ定義線種を使う
チェックONの場合、SXFユーザ線種を使用します。
チェックOFFの場合は、ユーザ線種を使用しません。
⇒ JW_CADのDXF出力の線種名
チェックONの場合、線種名をJW_CADのDXF出力の線種名にします。
⇒ 線種パターン間隔係数
線種パターン間隔の係数を指定します。
定義
JWW読み込み、書き出しコマンドで使用する線種を定義します。


設定 ダイアログ
色
JWS図形を読み込むときの色について設定します。
⇒ ByBlock 色にする
チェックONのとき、JWS図形はByBlock色で読み込みます。
チェックOFFのときは、背景色が黒の時の標準の画層の色で読み込みます。