SCRIPTGENERATOR [スクリプトジェネレータ] (コマンド) |
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グレード:
PRO | : | ○ | STD | : | ○ | LT | : | × |
アクセス方法:
リボン | : | [PLUS] > [スクリプトジェネレータ] |
ツール | : | [PLUS] > [スクリプトジェネレータ] |
メニュー | : | [PLUSツール] > [スクリプトジェネレータ] |
コマンド | : | SCRIPTGENERATOR |
概要:
スクリプト処理を一つ、または複数の図面へ一括で適用させることができます。
また、スクリプト用のテンプレートを作成し、保存することも可能です。
ダイアログ:「テンプレート」タブ
テンプレート
スクリプトを作成するためのテンプレートを作成する画面です。
⇒ ヘッダ
スクリプトを作成する際に、最初に挿入される内容です。
⇒ 本文
実際に実行する処理はここに記入していきます。図面リストのファイル数によって、繰り返し使用されます。
⇒ フッタ
スクリプトを作成する際に、最後に挿入される内容です。
ダイアログ:「図面リスト」タブ
図面リスト
スクリプトの中で処理を行う図面ファイルをここに追加します。
図面リストメニューを使用して図面を追加する以外にも、直接ファイルをドラッグアンドドロップすることで追加することも可能です。
ダイアログ:「スクリプト」タブ
スクリプト
作成されたスクリプトが表示され、この内容がIJCAD上で実行されます。
ここのテキストエディタ上でスクリプトを修正することや、一からスクリプトを作成していくことも可能です。
ダイアログ:「テンプレート」メニュー
テンプレート
⇒ 新規作成
全てのタブページの内容をクリアします。
⇒ 開く
保存されているテンプレートファイルを開きます
⇒ 上書き保存
テンプレートファイルを上書き保存します。
新規のテンプレートの場合は、名前を付けて保存を行います。
⇒ 閉じる
現在の状態を保持したまま、スクリプト作成支援ツールのウィンドウを閉じます。
⇒ 終了
スクリプト作成支援ツールを終了させます。
ダイアログ:「ツール」メニュー
ツール
本文の内容に、図面リストのパスやファイル名を利用するためのタグを挿入できます。
⇒ パスとファイル名
[FULLPATH] タグを本文の内容に挿入します。
このタグは、図面リストのフルパスにそのまま置き換わります。
⇒ パスのみ
[DIRPATH] タグを本文の内容に挿入します。
このタグは、図面リストのファイル名を除いたディレクトリのパスに置き換わります。
⇒ ファイル名のみ
[FILENAME] タグを本文の内容に挿入します。
このタグは、図面リストのファイル名に置き換わります。
⇒ ファイル名(拡張子を除く)
[FILENAME2] タグを本文の内容に挿入します。
このタグは、図面リストの拡張子を除くファイル名に置き換わります。
ダイアログ:「図面リスト」メニュー
図面リスト
メニューバーからだけでなく、図面リストタブ内での右クリックメニューも、同様のメニューが表示されます。
⇒ 図面を追加
ファイル選択ダイアログを使用して、図面リストに図面を追加します。
⇒ 上に移動
選択した図面ファイルの順番を1つ上に移動します。
⇒ 下に移動
選択した図面ファイルの順番を1つ下に移動します。
⇒ 図面を削除
選択した図面ファイルをリストから削除します。
⇒ ソート
図面リストをソートします。
⇒ クリア
図面リストをクリアします。
ダイアログ:「スクリプト」メニュー
スクリプト
⇒ スクリプトを作成
テンプレートと図面リストの内容からスクリプトを作成します。
⇒ スクリプトを実行
一時的なスクリプトファイル (*.scr) を作成し、IJCAD 上でスクリプトを実行します。
⇒ スクリプトを保存
スクリプトファイルを作成し保存します。
ダイアログ:右クリックメニュー
右クリックメニュー
テキストエディタ上で右クリックを押すとメニューが表示されます。
⇒ マークを設定
エディタの行にマークを付けます。マークは最大10個設定できます。
⇒ マークにジャンプ
マークを設定でマークした行にジャンプします。
⇒ 元に戻す
操作を元に戻します。
⇒ やり直し
操作をやり直すことができます。
⇒ 切り取り
選択している範囲をクリップボードに切り取ります。
⇒ コピー
選択している範囲をクリップボードにコピーします。
⇒ 貼り付け
クリップボードにコピーした文字を張り付けることができます。
⇒ 削除
選択している範囲を削除します。
⇒ 全てを選択
テキストエディタ内の全てを選択します。
⇒ ボックス選択
次に行う選択をボックス選択で開始します。
Altキーを押しながら選択することでもボックス選択を開始できます。
サンプルスクリプト:図面一括変換スクリプト
下記では複数のdwg図面をdxf図面に一括で変換するスクリプトを紹介します。
テンプレートの作成
OPEN コマンドで図面を開く、ファイル変換するために使用するコマンド、CLOSE コマンドで図面を閉じる、といった一連の動作を記入します。
⇒ ヘッダ
システム変数 FILEDIA より値を 0 に指定をして、ダイアログを表示させずにコマンドプロンプト上で操作を行えるように設定します。
⇒ 本文
⇒ 図面を開く
OPEN コマンドより図面を開き、「ツール」より指定したファイルのパス( "FULLPATH" )に挿入します。
⇒ 図面を変換
DXFOUT コマンドのように書き出したい形式で書き出せるコマンドを指定してファイルを変換します。
⇒ 図面を閉じる
CLOSE コマンドを使用して変換が終了した図面を閉じます。
⇒フッタ
ヘッダで指定した システム変数 FILEDIA の値を元の値に戻します。
変換する図面の追加
「図面リスト」の図面を追加より変換する図面を選択します。
スクリプトの作成
「スクリプト」のスクリプトで作成よりスクリプトを作成します。