概要:
AREA コマンドは、オブジェクトまたは定義した領域の面積と周長を計算します。
面積情報を取得するコマンドには、AREA コマンドとMASSPROP コマンドがあります。
BOUNDARY コマンドを使用して閉じたポリラインまたはリージョンを作成して、LIST コマンドや「プロパティ」パレットから面積を求めることもできます。
オプション:
指定した点によって定義された領域の面積と周長を計算します。
指定されたすべての点は、現在の UCS の XY 平面と平行な平面上になければなりません。
指定した点が線分セグメントで結ばれます。
指定されたすべての点はポリゴンを定義します。
外周の定義を終了するには、ENTER を押します。
閉じていないポリゴンは、最後の点と始点を結ぶ線分が描かれているものとして面積が計算されます。
周長の計算にも、その線分の長さが加算されます。
指定したオブジェクト(円、楕円、スプライン、ポリライン、ポリゴン、リージョン、3D ソリッド)の面積と周長を計算します。
注: |
2D 塗り潰し(SOLIDコマンドで作成)の面積は計算できません。 |
閉じていないポリラインを選択すると、最後の点と始点を結ぶ線分が描かれているものとして面積が計算されます。
ただし、周長の計算では、この線分は加算されません。
幅のあるポリラインを選択した場合、中心線を使用して面積や周長を計算します。
加算モードをオンにします。
このオプションを使用すると、定義した領域やオブジェクトそれぞれの面積と周長の他に、定義したすべての領域やオブジェクトの総面積を計算することができます。
指定した点が線分セグメントで結ばれます。
指定されたすべての点はポリゴンを定義します。
加算される領域は、緑色でハイライト表示されます。
ENTER を押すと、加算モードをオンにしたときから、点の指定で定義した領域または選択したオブジェクトすべての合計面積が計算されます。
閉じていないポリゴンは、最後の点と始点を結ぶ線分が描かれているものとして面積が計算されます。
周長の計算にも、その線分の長さが加算されます。
下記の図では、1番目のオブジェクトと2 番目のオブジェクトを加算した合計面積が計算されます。
総面積から領域や周長を減算します。
このオプションを使用すると、全体の面積から指定した領域び面積を差し引くことができます。
総面積と周長が、コマンド プロンプト領域およびツールチップに表示されます。
指定された減算領域は、赤色でハイライト表示されます。
下記の図では、1番目のオブジェクトから2番目のオブジェクトが減算されます。