概要：

3DFORBIT コマンドは、3D 空間でビューを自由に回転させます。

コマンドを開始する前に、1 つまたは複数のオブジェクトを選択した場合、選択されたオブジェクトのみが表示されるようになります。

3DFORBIT コマンドがアクティブな状態で右クリックすると、各種オプションが含まれるショートカット メニューが表示されます。

3DFORBIT コマンドを実行すると、3D 自由オービット ビューが、現在のビューポートでアクティブになります。

UCS アイコンの表示がオンである場合、現在の UCS を表す色付きの 3D UCS アイコンが 3D 自由オービット ビューに表示されます。

コマンドを開始する前に、図面全体を表示する他に、1 つまたは複数のオブジェクトを選択することもできます。

3D 自由オービット ビューには、アークボール(小さい円で4分割された円)が表示されます。

カメラ位置あるいはビューポートが目標の回りを回転します。

目標点は、表示されるオブジェクトの中心ではなく、円の中心です。

3DFORBIT コマンドは、3DORBIT コマンドと異なり、ビューの回転に制限がなく、画面に直交する軸を中心とした回転に制限されません。

なお、3DFORBIT コマンドがアクティブな状態では、オブジェクトを編集できません。

カーソルをアークボールの別の部分に移動させると、カーソルアイコンが変わり、ビューの回転方向が示されます。

このコマンドがアクティブな状態で、作図領域で右クリックし、ショートカットメニューから他のオプションを選択することができます。

ヒント：	3D オービット モードの状態で、SHIFT を押したままにすることで、一時的に 3D 自由オービット モードにすることができます。