対象製品:汎用IJCAD
累進寸法は「IJCAD Mechanical」ですと「GMAUTODIM」コマンドが実装されていますが汎用CADには実装されていません。
ここでは、汎用CADで寸法スタイル管理を利用して累進寸法のように編集する方法を紹介します。
手順
- 新規の寸法スタイルを2つ作成します。 「注釈」タブ>「寸法記入」の右側矢印の「寸法スタイル管理」をクリック
- 「寸法スタイル管理」ダイアログが開くので[新規作成]をクリック
- 「寸法スタイルを新規作成」ダイアログボックスが開くので、1つ目の新しい寸法スタイル名を任意で入力して[続ける]をクリック
- 「並列寸法の寸法線間隔(A)」の値を[0(ゼロ)]に設定
- [寸法値]タブを開き、「水平方向」で[寸法補助線上-2]を選択
- [シンボルと矢印]タブを開き、「矢印」を以下のように設定して[OK]ボタンをクリック
- 設定した寸法スタイルが作成されて、「寸法スタイル管理」ダイアログボックスが開きます。
引き続き、2つめの新規寸法スタイルを設定するため[新規作成]をクリック - 「寸法スタイルを新規作成」ダイアログボックスが開くので、2つ目の新しい寸法スタイル名を任意に入力して[続ける]をクリック
- 手順4~6と同様に設定 [シンボルと矢印]タブでは、下の画像のように設定し、[OK]ボタンをクリック
- 寸法スタイルが作成されて、「寸法スタイル管理」ダイアログボックスが開くので[閉じる]をクリックして終了
- 寸法を記入していきます。寸法スタイルは、2つ目に作成した寸法スタイル(画像ではsample2)を使用します。「注釈」タブ>「寸法記入」の中にある「クイック寸法記入」をクリック
- [寸法を記入するジオメトリを選択]と表示されるので、寸法記入の対象となるオブジェクトをすべて選択し、[Enter]キーを押して確定
- オプションメニューの、「並列記入(B)」を選択
- 寸法を配置したい任意の箇所をクリックで作成
- 先頭の端末記号を修正するため、先頭の寸法を選択し、「注釈」タブ>「寸法記入」で1つ目に作成した寸法スタイルを選択(画像ではsample1)
- 先頭の寸法線に[小空白丸]が表示される