マイグレーションツールは、既存のユーザ設定を別のIJCADへ移行するためのツールです。
■使用条件
マイグレーションツールは、以下の条件で使用することが可能です。
移行元 | 移行先 |
IJCAD 同bit数(32bit/64bit) |
IJCAD 同bit数(32bit/64bit) |
IJCAD 同言語(日本語版/英語版) |
IJCAD 同言語(日本語版/英語版) |
IJCAD 同グレード(LT/STD/PRO) | IJCAD 同グレード(LT/STD/PRO) |
IJCAD 同ソリューション製品(Mech,Mech+) | IJCAD 同ソリューション製品(Mech,Mech+) |
IJCAD | IJCAD Subscription |
bit数が異なるIJCAD、言語の異なるIJCAD、グレードの異なるIJCAD、異なるソリューション製品のIJCAD間ではマイグレーションツールは、使用できません。
■マイグレーションツールの起動
マイグレーションツールは、以下のパスにインストールされます。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\IntelliJapan\MigrationTool
移行元のIJCADがインストールされたパソコンのスタートアップメニューから
「Migration Tool」を押すと、マイグレーションツールが起動します。
マイグレーションツールを使用する場合は、IJCADを事前に「管理者として実行」より起動、および使用している間はIJCADを閉じて使用してください。
■各機能
マイグレーションツールには次の機能があります。
書き出し
・書き出し元
書き出しができるIJCADが一覧表示されます。
書き出しを行うIJCADを選択します。
・書き出し
書き出しを行います。
「名前を付けて保存」ダイアログで指定したファイル名、保存先にZIPファイル形式で出力します。
・バックアップ
バックアップファイルをZIPファイル形式で出力します。
マイグレーションツールで移行を行う前に、バックアップを行っておくと後からIJCADを復元できるので便利です。
読み込み
・参照
書き出しをしたZIPファイルを選択します。
・プロファイル:
「参照」で選択したファイルで選択ができるプロファイル名を一覧表示します。
・読み込み先:
「参照」で選択した書き出しファイルより選択ができるIJCADを一覧表示します。
・プロファイル:
読み込み先のIJCADのプロファイルを一覧表示します 。
・置き換え:
移行先のユーザー設定を、移行元のユーザー設定に置き換えをします。
・マージ:
移行元のユーザー設定を移行先のIJCADに移行します。
移行元のユーザー設定が移行先のユーザー設定と同じ場合は移行されません。
ファイルの内容の差異、ファイルの作成日が異なる場合に移行されます。
・読み込み
置き換え、またはマージが実行されます。
読み込みが完了すると「読み込みは終了しました」とメッセージダイアログを表示します。
・復元
IJCADのユーザー設定を移行前に復元します。
この機能を使用するためには、事前に書き出し>「復元」より、バックアップファイルを作成している必要があります。
・終了時ログファイルを開く
書き出しおよび読み込みの実行内容のログファイルを開きます。
「終了」ボタンを押した際に、ログファイルを表示します。
ログファイルは、以下の場所、ファイル名で出力されます。
パス:C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Temp
ファイル名:IJMigration.(yyyymmddhhmmss).log
・終了
マイグレーションツールを終了します。
マイグレーションツールの使用方法は、以下の記事を参照ください。
書き出し方法:ユーザー設定を書き出す方法
読み込み方法:ユーザー設定を読み込む方法
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